世代が違えば「育った国が違う」くらいに思った方が良いかも
「子供が小さいのにもう働いているの!?」
「旦那におむつを替えさせるなんて…」
「次は男の子ね」などなど…
一方的な価値観を押し付けられる経験は、
誰にでもあるのではないでしょうか。
特に年末年始は、色々な世代の親戚が集まることが多く
嫌な思いをした方もいらっしゃいますよね…。
あけましておめでとうございます!
志香(ゆきか)です。
乳児を育てながら、フリーでカルチャー講師をしています。
職業柄、幅広い年代の方とお話しする機会が多いので
上記のような台詞はしょっちゅう言われ、
時に悲しく、時にイライラしております(-"-)
最近気が付いたのですが、
「世代が違う」ということは、もはや「国が違う」くらいに思った方が良いのではないかと。
それくらい考え方に差があるような気がします。
例えば、靴のまま家に上がるとか、バスタブの中で体を洗うとか、
それだけ聞いたら「え?」ってなりますが、
それが海外の方であれば、何とも思いませんよね。
家事や育児の方法の違いを目にした時も、
「あぁ、外国の人か」と分かれば、すぐに納得できます。
同じ日本でも、時代が違えば考え方が違うということは、
誰でも分かっているはずなのですが…
同じ時代に生きているのに、そんなに激しく変化するなんて…と
お互いに理解しきれていないのではないか、と思います。
私たちも、親が妊娠出産をしていたのは30年程度前のことで、
そんなに「昔」というイメージは無いのでは?
江戸時代とかに「育児はこうしていた」と言われても「そりゃ昔だし」
となるところですが、同じ平成ですし。
でも。育児は10年単位で常識が変わると言われ、
男女平等や、働き方改革なども恐らくそのくらいの単位でガラっと変わっています。
自分たちの親世代、祖父母世代の方とは、考え方が違って当たり前です。
それこそ、外国だと思った方が良いんじゃ?というくらい、違います。
とりあえず、私が聞いて驚いたことを挙げてみます。
「こんな時間にフラフラ出歩いていいの!?旦那さんのお食事は?」
⇒仕事してるんですが…食事は作ってきましたけど、
別に夫が作ったって良いと思います…ていうかまだ18時半。
「最近は単身赴任なんてあるらしいね。昔はついて行かない女の人なんていなかった!」
⇒女性も働いているので、辞めてついて行くのが当然と言われるのはどうかと…
他にも転校など、子供のためもあるのでは。
「男の子!良かったですねぇ、跡取りができて」
⇒自分くらいの世代に、(生まれたのが)男の子だと言うと
「大変ねぇ」と同情されるのですが(←これもかなり失礼。
年配の方の多くは、男の子をの方が喜ばれるもの、と思っているみたいです。
感覚が違い過ぎて、イラっとする前に驚いてしまいました…
考え方はそれぞれであって、昔の価値観が「間違っている」わけではありません。
ただ、現代を生きている私たちからすると合わないだけです。
だからいちいち傷つかず、
「外国ではそうなのね」くらいに思っておいた方が、
精神衛生上良いのではないかと思います(笑)
もしくは、大昔ですね。
江戸時代とかの人に言われていると思うのもアリかもしれません。
年配の方たちも、多くは悪気があって言っているわけではないので、
いきなり怒ったり、傷つく必要は全くありません。
海外の人に、
「靴は履いたまま家に上がるよ。どうして靴を脱ぐの?」
と言われて、いきなり「ありえない!」なんて怒ったりしないと思うので。
「日本ではこうなんですよ」
と教えてあげれば済むだけです。
それでも、「靴を脱ぐなんておかしい、日本人は非常識だ」
などなど言ってきたら、初めて怒れば良い。
( 育児や男女平等についてだと、こういう人が結構いるから困るんですけどね…
年代に関わらず性格に問題があると思います)
恐らく人は誰でも、「自分が(そんなに)昔の人間」とは、
なかなか認められないように出来ていると思います。
だから、「今は全く違う考えなのかも」とあまり考えていないのではないでしょうか…
自分への戒めにもしたいと思います。
将来、若い世代に不快な思いをさせないように。
「自分たちは違う国の人だ」「自分は大昔の人間だ」くらいの気持ちで、
「今はこうするの?」という姿勢でいたいと思います。
特に育児中の母親は、ただでさえ不安定なところを
心ない言葉で傷つき、悩んでいる人が多いと思います。
色々言ってくる人たちが減れば嬉しいですが、
そうもいかないのが現実。
なるべく気にしないでいられる方法の1つとして、
ほんの少しでもお役に立てれば幸いです!
読んで頂き、ありがとうございました。
ブログを開設してからもうすぐ半年。
なかなか書く時間が取れず、のんびりとした更新ですが
できるペースでやっていきたいと思います。
引き続き、お金に関すること、育児に関すること
フリーランスで働くことについてなど、書いていく予定です。
2020年もどうぞ、よろしくお願い致します。