子持ちフリーランス妻のゆるゆる貯金生活

働き方の多様性、無理のない節約、子育て。

人間として当たり前のことが出来ない、それが育児。

育児で、何が一番つらいですか?

 

妊娠出産育児って、人間として当たり前の生活が全然できません

そして、それは(大変だけど)皆やってることで、

愚痴ることすら許されないような風潮があるんですよ。

 

好きで産んだんでしょ?

子供可愛くないの?

母親なんだから。

 

こんな言葉をかけられて、どんどん追い詰められていく。

 

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こんばんは、志香(ゆきか)です。

10か月になる子供がいるフリーランスです。

出だしがちょっと暗くなってしまいましたが(笑)、

今回は育児は何がどう大変なのか、具体的に書いていきたいと思います。

 

仕事をしている方が楽、なんて言うつもりはないですが、

(大変さの質が違うので、比較することではないと思います)

育児はあまりにも軽視されすぎているように感じます。

 

「大変アピールしてどうするの?」

と疎ましく思う方もいらっしゃるかと思います。

 

別に、大変なんだから助けろ!ということではなくって

(助けてくれたらありがたいですが、

三者にこちらが求めることではないと思っています)

 

 

どんな状態なのか知ってもらうことで、

ワンオペでは無理だということ、

だから夫婦で育児するのが当たり前だということ、

手を抜いたり、たまには休む必要があることなど。

もっと広まれば良いなと思います。

 

少なくとも、「何が大変なの?」などという心ない言葉で

傷つく人が少しでも減りますように。

 

私も恥ずかしながらそうだったのですが、

自分が経験するまで、どう大変なのか全然分かっていませんでした。

 

とにかく眠れない

出産してすぐに、数時間おきの授乳が始まります。

1日を通して、まとめて寝ることはできません。

 

授乳の間に寝れば、と思っていたのですが

授乳の後のげっぷ、(すぐ出るとは限らない)

おむつ替え、服が濡れたり汚れていれば着替え。

 

更に、飲んだからと言ってすぐ寝るわけではない。

ひたすらだっこで寝かしつけ。

混合の場合は、更にミルクを作って飲ませるという工程がプラス。

何度かに1回は、哺乳瓶を洗って消毒する必要も。

 

そうこうしていると、すぐに次の授乳。

 

大きくなると授乳回数は減りますが、

夜泣きが始まり、寝ていても泣き声で数時間ごとに起こされます。

大体、立ってだっこしないと泣き止まず

眠い中、だっこして歩き回ることになります。

 

忙しい人でも、1時間未満の細切れ睡眠を

何か月も何年もずーっと続けることって、そうそうないですよね。

夜中に自分がかけたわけでもない目覚まし時計が、

大音量で鳴ると思えばストレスが分かってもらえるでしょうか。

 

しかもこの目覚まし時計、何キロもある上に

抱えて歩き続けない限り止まらないんですよ。

ひどいと一晩に何度も鳴るんですよ。

 

うちの子は、生後数か月から夜は寝てくれるので

とんでもないつらさは最初だけでした。

それでも隣に気を遣いながら寝ると、眠りが浅くなります。

 

慢性的な睡眠不足は、判断を鈍らせ

体調にも、そして精神面にも大きく影響を及ぼします。

 

まともにトイレにも行けない

 行けないことはないですよ、もちろん。

動かないうちはベビーベッドに載せれば良いし、

少し大きくなってもバウンサーやサークルを使えば、

ちょっとくらい離れることはできます。

 

ただ、そうやって離れると必ずと言って良いほど大泣きされます。

トイレは行くしかないわけなので、

我慢できなくなれば泣かれようが行くのですが、、、

この泣き声を聞きながらトイレに行っても、全然落ち着けず。

 

大体ドアを開けたままですね。

 

看護師の友人は、仕事中トイレにいる時も呼ばれて大変、

と言っていましたし

仕事によってはトイレも自由に行けない人もいるでしょう。

 

それで平気、という人は少ないと思いますし

大変さが分かって頂けると思います。

ドアを開けたまま用を足さなきゃいけない仕事はないでしょうしね(笑)

 

ご飯はかき込むしかない

生後すぐは、とにかく泣いてばかり。

ご飯を食べ始めたら、泣き出して中断。だっこ…のループもザラ。

 

少しくらい無視して食べても…と思うのですが

大音量で泣かれながら食べるのは物凄くストレスです。

全然落ち着いて食べられない(;'∀')

 

そのくせ「授乳期は食事のバランスが大切」「産後は栄養をしっかり」

果ては「離乳食開始前から、ママが食べるところを見せてお手本に」

とか本に書いてあったりするんですよ(笑)

 

無理ー!!!

 

 離乳食が始まれば、食べさせながら食べる、に変わります。

当然うまく食べられないので、こぼしたものを拭きながら、

嫌がって泣くのをなだめながら、合間にかき込みます。

 

保育士さんって食べさせながら給食を食べるらしくて、

本当に凄いなと心から尊敬します。

 

でも、3食全部かき込まなきゃいけない仕事って

そうそうないですよね…。

 

「食べられればいい」くらいの栄養バランスだし、

急いで食べて消化に悪いし、胃もたれがひどくなりました。

 

お風呂にもゆっくり入れない

これ、意外と聞いたことがありませんでした。

普通に考えれば当たり前ですが、誰か協力してくれない限り

お風呂も全然休まりません。

 

子供を脱衣所に寝かせて、(大きくなってくると椅子などに固定)

ドアを閉めると泣き出すので、ドアを開けたまま大急ぎで入ります。(寒い)

体を洗っている間はどれだけ泣かれようとどうにもできないので、

虐待を疑われて通報でもされるんじゃないかとヒヤヒヤ(;'∀')

 

ゆっくり浴槽に浸かる暇もなく、

子供の服を脱がせて連れていきます。

もちろん自分は濡れたままなので、寒いです!

 

子供を洗って一緒にお湯に入って、

のぼせないよう慌てて出て、

自分はバスタオルで最低限だけ拭き、

子供を拭いて、大暴れするところを何とかおむつ、肌着、パジャマを着せます。

 

その間、ずっと自分はバスタオル1枚ですよ。。。

髪も濡れたまま。

 

体が冷えるに決まっているし、髪も傷むに決まっています。

洗う時間、乾かす時間を短縮するため

もう髪を伸ばせる気が全くしません。

 

仕事が忙しかった頃、疲れているからシャワーだけ、

という日はありましたが、連日お風呂に浸かれない、

自分のペースで洗えない、乾かせないなんて経験は人生初ですね。

 

冷え性にはかなりつらいです><

 

 

 

いかがでしたでしょう。

もちろん、自分の子供のために「当たり前だ」と思う方もいるでしょう。

私も、するしかないのは分かっていますし、それが子育てというものだと思います。

 

 

でも、当たり前のことが全くできない生活が続くのは、

想像以上に精神を蝕みます。

 

もちろん勉強や仕事などなど、皆大変な思いをしていると思いますが

育児中の不便さ、大変さって

他のことに例えて考えるとかなりとんでもない状態なんですよ(;'∀')

 

……と常々思っていたら、

ものすごく分かりやすく、面白く例えている本を発見。

 

主婦をサラリーマンにたとえたら想像以上にヤバくなった件 [ 河内瞬 ]

価格:1,320円
(2019/11/20 15:56時点)
感想(2件)

「主婦をサラリーマンにたとえたら想像以上にヤバくなった件」

元々ブログを見つけて、面白いなぁと思っていたところ

書籍化の情報を聞き、早速購入。

 

子供を部下にたとえていて、

その部下を連れての仕事がどれだけ大変か、

非常に分かりやすい漫画がところどころに入っています。

 

そうそう!こういうことを伝えたかったんです!

読みやすく面白いので、良かったら読んでみて下さい。

 

 

 

ちなみに、今回の話(人間として~)を最初に思ったのは悪阻中でした。

(ちょっと話がそれます)

 

あまりに悪阻がつらく、病院へ電話。

私「あの…悪阻って…どれくらいひどかったら受診した方が良いんですか?」

受付のお姉さん(以下U)「(やたらと元気な声で)吐き続けてしまうとか~、

何も食べられなくなってしまうとか~」

 

私「食べた後に吐くのは食べてると言いますか?」

U「言わないですね!何か特定のもの、1つでも食べられれば問題なくて~、

  何も受け付けないなら、来て頂いた方が良いかもしれません」

 

私「……はい」

U「あ、でも最悪、お水が飲めてれば大丈夫ですよ~!」

 

水だけで(最低)数か月生きろと?

これを聞いた時、ああ、人として最低の生活すらできないのが妊娠なんだな、

と思い絶望した記憶があります。しかも水すら飲めなくなった。

 

いや、このお姉さんは何も悪くないんですよ。

悪阻って病院でも治せませんし、暗い声でしゃべられても嫌ですし。

 

幸い悪阻は安定期に治まりましたが、トラウマレベルでした。

正直出産してからの方が楽なくらいなんですが、

それでも、上記の「普通のことができない状態」は時につらいものがあります。

 

 少しでも理解が進む手助けになれば幸いです。

育児中で、今がつらい皆さん、一緒に頑張りましょう!

 

長文、読んで頂きありがとうございました。