子持ちフリーランス妻のゆるゆる貯金生活

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<家事>手抜きと時短の境目について

こんばんは。志香(ゆきか)です。

 

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少し前に、”家事なんて1時間で終わる”というTwitterの話題がテレビでも取り上げられ、

色々な意見が飛び交って(というか炎上して?)いました。

 

この件に限らず、

「家事が大変なんて要領が悪いだけでしょ?」VS「家事は速ければ良いわけじゃない!」

論争は、以前からずっとあります。

 

家事の多くのを担っている私としては、

見下されるような言い方に腹が立つ気持ちはあります。

が、実際(自分も含めて)自ら忙しくしていることもあると思うんです。

 

日本人は家事を丁寧にやり過ぎ、という話はよく聞く通り

(海外だと、お弁当は簡単なサンドイッチと林檎とか、夕飯は冷凍ピザとか、

 アジアだと屋台で食べる、など)

別にやらなくても良いんじゃない?ということまで、

思い込みでやってしまっている可能性はあります。

 

家事なんてすぐ終わるでしょ?という意見

 

・洗濯なんて洗濯機が自動でやってくれるし、

 干すのなんて5分くらい

・畳まなくてもそのまま使えば良い

・アイロンなんて不要

 

・何品も夕飯を作る必要はない

・忙しければ買うか外食で良い

・お弁当なんて冷凍食品でOK

 

・食器洗いなんて食洗機に入れるだけ

 

・掃除なんて毎日する必要ある?

・ルンバでも良いし、掃除機だってすぐ終わる

 

よく出てくる意見だとこんな感じでしょうか。

これに対し、

 

家事はやれば良いわけじゃない、という意見

 

・子供のものや汚れもの等、分けて洗濯すれば手間がかかる

 シワを伸ばしながら干せば時間がかかる

・畳まないなんて信じられない

・シワだらけのシャツを旦那さんに着せるなんて恥ずかしい

 

・栄養バランスは大切

・外食はお金がかかるし、惣菜が夕食何て寂しい

・冷凍食品だらけのお弁当なんて可哀想

 

・食洗機は高い

 

・ホコリだらけの家で過ごすなんて不健康

・細かい部分の掃除まですれば時間がかかる

 

自分がしたいから、という理由もありつつ

「手間をかけることが愛情」というイメージもあるようです。

 

どこまで求めるかは本当に人それぞれ

 

誰しも自身が育った環境を「普通」と思ってしまいます。

今の若い親世代は、まだ母親が専業主婦やパート

働いていたとしても、家事はしっかりやる、といった家庭で育っています。

 

よって、「洗濯物は畳むもの」「アイロンはかけるもの」

夕飯は「手作りでないと」といった思い込みが根底にあります。

 

確かに育った環境から大きく離れてしまうのは、

自分にとってもストレスになるため、ある程度は合わせておくことも必要です。

 

ただ、自分を基準にして「そんな手抜きじゃ旦那さんや子供が可哀想!」

「ありえない!」と全否定してはいけないと思います。

※もちろん、家事を効率化(悪く言えば手抜き?)している側も

「要領が悪いだけ」と見下すのも良いはずはありません。

 

また、食洗機やルンバなどの便利家電を「高い」と一蹴せず、

検討はしてみても良いと思います。

経済状況はそれぞれですが、イニシャルコストだけに目を向けすぎるのは良くないです。

 

snow-moon-stone.hatenablog.com

 

「自分はちゃんと家事をしている」と思っていても…

 

 冷凍食品はダメ、レトルトご飯なんて論外、

などなど、分かるのですが、上には上がいます。

 

パンは作らないの?買ってきた食パンなんて可哀想!

炊飯器でご飯を炊くなんて手抜き。土鍋で炊くべき。

コンソメや鶏ガラの素なんて使うの?体に悪い!自分で取らなきゃ。

 

と言われたらどうします?

 

こういう方も実際にはいるわけです。

知人でも、ネットでも聞いたことがあるのですが

例えば「夕食づくりに3時間以上かかってしまう」みたいな相談だったら

ほとんどの人が「丁寧にやりすぎ」か「要領が悪すぎ」と答えます。

 

5分なら手抜き、1時間ならOK、3時間は要領が悪い。

結局自分を基準にしているだけなんですね。

もちろんある程度の目安というか、平均みたいなものはあるとは思うんですが。

 

チンするだけのご飯はだめで、パンは買ったもので良い。

手作りしなきゃと言いつつ、だしの素やカレールーはOK。

 

何も根拠はありません。

なので、「短時間で終わるはずはない!終わっているなら手抜き!」

と決めつけるのではなく、どんな時短方法なのか参考にしてみては?

 

もちろん、「自分はそうはしたくない」と思うこともあるでしょうが

思い込みで忙しくしていないか、考えるきっかけにするのも有りだと思います。

 

 もっと楽して良い、という安心感

時短方法を聞いても、実践できない、したくない場合も多いでしょう。

でも、「ひょっとして、私がんばりすぎかも?」

と心に留めるだけでも、気が楽になるかもしれません。

 

限界がきたらやめればいいや、と思えるからです(^^♪

私は悪阻の時に、夫と共に本当に最低限の家事しかやらなかったので

「本当にきつくなったら、これでいいんだ」

という心の支えにしています。

 

 未だに家事は軽くみられることが多いので、

「こんなに大変なのに!」という気持ちはすご~く分かります!

 

でも、「これとこれと、これをしているから大変!」と説明したって

分からない人には分かってもらえませんし(笑)

「なるほど、こうやって楽すれば良いのか」と思った方が

精神衛生上良いんじゃないかと、最近思うようになりました。

 

読んで頂き、ありがとうございました。